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Discography

The Clash (UK)

発売日:1977.4.8
プロデューサー:Mickey Foot
 うるさい、へたくそ、単調。このような一般的なパンクに対する評価がこのアルバムには当てはまってしまうかもしれない。ただそれは逆にクラッシュ自身が 意識していたに違いない。それはプロデューサーにツアーエンジニアでレコーディングの経験がないミッキー・フットを起用したことからもうかがえる。 実際レコード会社から数名のプロデューサ候補が上がっていたが、商業主義に走りかねないとしてすべて断っている。 クラッシュはライブに近い音を求めていたに違いない。
 それが災いし音が劣悪でFMラジオにかからないということでアメリカでは発売が見送られた。よってアメリカでは輸入版しか手に入らなかったため輸入版として 異例の売上枚数を誇った。
 1曲だけ異色なのがレゲエ・ナンバーの"Police & Thieves"。お遊び程度でレゲエをやったロック・バンドは以前にもいたと思われるが、本気でレゲエと ロックン・ロールの融合を試みたのはClashが最初ではないかと言われているらしい。後にこの曲を聴いて感動したレゲエのプロデューサーLee Perryが プロデュースを申し出て、"Complete Control"をレコーディングした。
 このアルバム録音時のドラマーは初期メンバーのテリー・チャイムスがつとめている。もうひとりの初期メンバーキース・レビンは"What's My Name"のクレジットに 名を連ねている。
1.Janie Jones
2.Remote Controlメンバーはみんなこの曲は嫌いと言っていたが、発売の経緯が気にくわなかっただけらしい
3.I'm So Bored With The U.S.A.もともと恋人のこと歌った"I,m So Bored With You"という曲だったが、Joeの提案で"U.S.A"に変更した
4.White RiotJoeとPaulが実際に体験した"Notinghill Carnival"の内容を歌っている
5.Hate & WarMickのボーカル。"Love & Peace"の反対語
6.What's My NameMickとKeith Levenの共作。
7.Denyもともと"What a Liar"というタイトルだった
8.London's BurningMickが自宅の高層住宅からWestwayを見下ろしながら作った曲
9.Career Opportunities若者の就職難と就職可能な仕事の魅力のなさを訴え、政治・経済を批判した曲
10.Cheat
11.Protex Blue
12.Police & ThievesJunior Murvinのカバー曲
13.48hours
14.GaragelandNME誌に「エンジンを回したままガレージに戻されるべき」と書かれたことをきっかけに書いた曲



The Clash (US)

発売日:?????
プロデューサー:Mickey Foot
 セカンドアルバムの成功を受けて、アメリカでもファーストアルバムが発売されることになった。しかし、なぜかイギリス版とは一部内容が違い、 "Deny"、"Cheat"、"Protex Blue"、"48hours"の代わりに"Clash City Rockers"、"Complete Control"、"(White Man) in Hammersmith Palais"、 "I Fought the Law"、"Jail Guitar Doors"が収録され、初期のベスト版的なアルバムになった。
 日本では"パールハーバー'79"として発売された。
1.Clash City RockersRockersとはレゲエのリズムのこと
2.I'm So Bored With The U.S.A.もともと恋人のこと歌った"I,m So Bored With You"という曲だったが、Joeの提案で"U.S.A"に変更した
3.Remote Controlメンバーはみんなこの曲は嫌いと言っていたが、発売の経緯が気にくわなかっただけらしい
4.Complete Control"Police & Thieves"に感銘を受けたレゲエ・プロデューサーのLee Perryがプロデュース。Topperがはじめてレコーディングに参加した曲でもある
5.White RiotJoeとPaulが実際に体験した"Notinghill Carnival"の内容を歌っている
6.(White Man) in Hammersmith PalaisClash初のオリジナルレゲエナンバー
7.London's BurningMickが自宅の高層住宅からWestwayを見下ろしながら作った曲
8.I Fought the LawオリジナルはThe Crickets。2003年頃まで日産 X−TRAILのCMに使われた。
9.Janie Jones
10.Career Opportunities若者の就職難と就職可能な仕事の魅力のなさを訴え、政治・経済を批判した曲
11.What's My Name
12.Hate & WarMickのボーカル。"Love & Peace"の反対語
13.Police & ThievesJunior Murvinのカバー曲
14.Jail Guitar DoorsMickのボーカル。もともと101ersの曲
15.GaragelandNME誌に「エンジンを回したままガレージに戻されるべき」と書かれたことをきっかけに書いた曲



Give'em Enough Rope

発売日:1978.11.17
プロデューサー:Sandy Pearlman
 衝撃的だったファースト・アルバムと名盤"London Calling"に挟まれたこのアルバムは影が薄いというのがもっぱらの評判のようだ。 US版発売を見越していたのだろうか、ファースト・アルバムとこのアルバムの間にリリースされた"Complete Control"や"(White Man) in Hammersmith Palais"などの 名曲は収録されなかった。
 プロデューサーには、ブルー・オイスター・カルトのプロデュースなどハードロック界で活躍していたサンディー・パールマンが起用された。これは、 アメリカでも通用するアルバムに仕上げたいレコード会社側の指名によるものだ。前作のときはレコード会社の指名するプロデューサーをことごとく断ったClashだったが、 今回は前作の反省を生かし、誰にも認められるものにしたいという思いから受け入れたようだ。
 プロデューサーの影響で全体としてハードロックっぽいというかポップな仕上がりになっているのは否めない。実際にプロデューサーとClashの意見がなかなか合わず、 アルバム制作に相当な時間時間を費やした。また、これでもかというくらい演奏をやり直させられたらしい。この件に関しては、メンバーの演奏力を向上させる 結果となり、Clashにとっても悪い面だけではなかったようだが。
 そんなこんなで、あまりいい話を聞かないアルバムではあるが、結果的には全英2位を記録するヒットとなった。実際、"Safe European Home"や"Tommy Gun"は 名曲だと思う。
 余談だが、JoeとMickはアルバム作成前に曲作りのためにジャマイカに行っているが、それを感じさせるような曲調(レゲエ調)は見られないのはちょっと残念。
1.Safe European HomeJoeとMickがジャマイカ旅行に行ったときのことが歌われている
2.English Civil War"When Johney Comes Martching Home"というトラディショナルソングをロック風にアレンジした曲
3.Tommy GunTopperいわく、「初めてclashの楽曲に貢献した」
4.Julie's Been Working for the Drug Squad
5.Last Gang In Town
6.Guns On The Roof
7.Drug Stabbing Time
8.Stay FreeMickのボーカル
9.Cheapstakes
10.All the Young Punks
  (new boots and contracts)



London Calling

発売日:1979.12.14
プロデューサー:Guy Stevens
 1989年にアメリカの音楽誌"Rolling Stone"が"The 100 Greatest Albums of the 80's"の1位に選んだほどの名盤。これに関しJoeが「なにを言ってるんだ。London Callingは1979年にリリースされたんだぜ。」 とコメントしたというのは有名。イギリスでは確かに1979年12月にリリースされてたが、アメリカでは1980年に入ってからリリースされているというのがこのからくりの 真相だ。おそらくJoeはこのことを知っていながら照れかくしでコメントしたのだろう。Joeらしいエピソードだ。
 アルバムの内容はというと、パンク色が一掃され、ロックンロールバンド The Clash 誕生!! といった内容だ。その背景としては、多くのパンクバンドが解散し パンクムーブメントが下火になり、以前ほどパンクにこだわる必要がなくなったことがあるだろう。かねてから、レゲエなど他ジャンルに挑戦してしてはいたが、 こうした背景もあり、メンバーの幅広い音楽性を爆発させたアルバムとなった。その辺に関してはプロデューサーのGuy Stevensの功績も大きいのかもしれない。
 アルバムジャケットのデザインはエルビス・プレスリーのファーストアルバムをまねている。また、ジャケットに使われている写真は、 1979年9月21日にニューヨークのパラディウムで行なわれたライヴの最中に、ステージ上でベースギターを叩きつけているポール・シムノンの姿を 写真家Peny Smithが撮影したものである。
 "Train in Vain"は、イギリスのロック誌"New Music Express"のソノシートに入れる計画が流れしまい、ジャケット印刷発注後に急遽アルバムに入れることになったため、 オリジナル版のジャケットには"Train in Vain"の曲名は印刷されていなかった。
 定価を下げるためにシングルジャケットに2枚のレコードが封入されたのは、The Clashのファンへの思いの表れである。
1.London Calling1979年に起きたスリーマイル島原発事故への関心が反映されている。2004年のRolling Stone誌 "The 500 Greatest songs of All Time"の15位にランクインした。
2.Brand-new CadillacVince Taylor & His Playboys のカバー
3.Jimmy jazz
4.Hateful
5.Rudie Can't Fail
6.Spanish Bomb1936年に起こったスペイン内戦と1959年に設立されたバスクの武装民族組織"ETA"について歌った曲。
7.The Right ProfileGuy StevensがJoeに「誰かについて歌を書くならモンゴメリー・クリフトについて書いたらどうか」と提案した
8.Lost in the SupermarketMickのボーカル。Mickが書いた詩かと思いきやJoeの作詞
9.Clampdown
10.The Guns of BrixtonPaulのボーカル。「ギターが弾ければもっとロックな曲にできたのに」
11.Wrong'em Boyo曲の最初にロイド・プライスの"Stagger Lee" が。 "Wrong'em Boyo"自体もThe Rulersのカバー
12.Death or Glory
13.Koka Kola
14.The Card CheatMickのボーカル
15.Lover's Rock
16.Four Horsemen
17.I'm Not Down
18.Revolution RockDanny Ray のカバー
19.Train in VainMickのボーカル。アメリカで初のトップ30に入った。また2004年のRolling Stone誌 "The 500 Greatest songs of All Time"の292位にランクインした。



Sandinista!

発売日:1980.12.12
プロデューサー:The Clash
 前作がパンクのイメージからはかけはなれたロックン・ロールなアルバムだっただけに、ガツンとした曲を期待していたファンが多かったと思うが、 前作よりさらにパンクからはなれた作品になった。また、メンバー以外のボーカル曲も多く、これってclashのアルバムなの?って感じだ。リアルタイムで clashを見ていない者にしてみると、このアルバムの曲ってどんな風にライブで演っていたんだろうと疑問に思ってしまう。
 当時のメンバーのコメントからすると、この時期は聴かせる価値があると思えるものは実験的にチャレンジしていたようだ。この前提を知っていて アルバムを聞き直すと、だんだん納得して聞けるようになってくると思う。パンクのイメージをぬぐい去って聴くとメンバーの音楽的な幅広さに 感心してしまう。ロック、ロカビリー、レゲエ、ダブ、ラップ、カリプソ、アイリッシュ・・・と多種多様だ。
 このアルバムもレコードだと3枚組なのにもかかわらず、定価をシングルアルバムの値段に抑えて発売された。"キッズから搾取するな!"の 徹底ぶりは本当にすごい。おかげで○○枚売らないとメンバーに印税が入らないという状況だったようだ。
(Disk 1)
1.The Magnificient Seven
ニューヨークのオールドスクール・ヒップホップのラップがヒントになっている。 また、ロックバンドが作った最初のオリジナル・ラップ曲である。
2.Hitsville U.K.Mickとエレン・フォーリーのデュエット
3.Junco Partnerジェイムズ・ブッカーのカバー。101ers時代からのJoeのレパートリー
4.Ivan Meets G.I. JoeTopperのボーカル
5.The Leader
6.Something About England
7.Rebel Waltz
8.Look Hereモーズ・アリソンのカバー
9.The Crooked BeatPaulのボーカル
10.Somebody Got Murdered
11.One More Time
12.One More Dub"One More Time"のダブバージョン
13.Lightning Strikes(Not Once But Twice)
14.Up in Heaven(Not Only Here)
15.Corner Soul
16.Let's Go Crazyカリプソ調の曲
17.If Music Could Talk
18.The Sound of Sinners

(Disk 2)
1.Police on My Back
The Equalsのカバー
2.Midnight Log
3.The Equaliser
4.The Call Up
5.Washington Bulletsこの曲を歌っているときにJoeが思わず"Sandinista!"と叫んだことからアルバムタイトルが決定した
6.Broadway曲の終わりにミッキー・ギャラガーの子供が"Guns of Brixton"を歌っている
7.Lose This Skinバイオリン奏者であるタイモン・ドックのボーカル
8.Charlie Don't Surf
9.Mensforth Hillインストロメンタル。"Something About England"を逆回転させたトラックにシンセサイザーやメンバーの会話をのせただけの曲
10.Junkie Slip
11.Kingston Advice
12.The Street Parade
13.Version City
14.Living in Fameマイキー・ドレッドのボーカル
15.Silicone on SapphireWashington Bulletの別バージョン
16.Version Pardner
17.Career Opportunitiesミッキー・ギャラガーの子供たちが歌っている
18.Shepherds Delightインストロメンタル。"Revolution Rock"の別バージョン?



Combat Rock

発売日:1982.5.14
プロデューサー:
 Joe、Mick、Paul、Topperの4人による作品はこのアルバムが最後となった。さまざまなジャンルに挑戦しながら"Punk is attitude"を貫いてきたClashの最後の姿が このアルバムということになる。そして、Topper脱退という暗いニュースの後にリリースされてにもかかわらず、Clashにとっては一番売れたアルバムとなった。
 全体のイメージとしてはそれまでのアルバムで見せてきたいわいるパンク、ロックンロール、レゲエは影を潜めた感じで、「洗練」という言葉が端的な表現かと 思われる。その分一般に受け入れられやすくセールスにもつながっているのだろう。
 この頃のバンドの状況はというと、メンバーはバラバラで特にJoeとMickの仲は最悪だったらしい。Westway to the worldのインタビューでは、 レコーディング時かリハーサル時かわからないが、PaulがJoeとMickの間を伝書鳩のように言ったり来たりしていたそうだ。そしてTopperはヘロイン漬け。 レコードセールス的にはスターダムをのし上がったClashだが、皮肉にもバンドの崩壊は始まっていた。
1.Know Your Rights
2.Car Jamming
3.Should I Stay or Should I GoMickのボーカル。Mickの脱退ではなく、Mickが破局間近だった恋人のエレン・フォーリーとの 関係を歌った曲。
4.Rock the CasbahTopperの作品といっても過言ではない
5.Red Angel DragnetPaul のボーカル
6.Straight to Hell
7.Overpowered by Funkフューチュラ2000のボーカル
8.Atom Tan核戦争後の世界を描いた曲
9.Sean Flynn
10.Ghetto Defendantアレン・ギンズバーグの詩の朗読が聞ける
11.Inoculated City曲の終盤でしゃべってるのはエレン・フォーリー
12.Death Is a Star




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